あ・ら・伊達な道の駅はなぜ全国1位に?ロイズの秘密と爆売れグルメを徹底解剖
あ・ら・伊達な道の駅を語る上で欠かせない最大のフックが、北海道のチョコレートメーカー「ロイズ(ROYCE')」の常設直営コーナーです。「なぜ宮城県の山奥で北海道のロイズが売られているのか?」と疑問を抱く旅行者は少なくありません。ここには単なるテナント誘致を超えた、150年以上にわたる歴史的な物語が存在します。
時代は幕末の戊辰戦争後にさかのぼります。仙台藩の支藩であった岩出山伊達家の第10代当主・伊達邦直公は、敗戦による領地没収で困窮した家臣たちを救うため、新天地である北海道の石狩国当別(現在の北海道石狩郡当別町)への集団移住を決断しました。極寒の原生林を切り拓いた岩出山の人々の苦闘により現在の当別町が誕生し、その歴史的な縁から旧岩出山町(現・大崎市)と当別町は姉妹都市提携を結んでいます。
そして、ロイズの製造拠点である「ロイズタウン工場」が位置しているのが、まさにその北海道当別町なのです。この深い歴史的つながりから、北海道外としては極めて珍しい常設販売が実現しました。ミヤテレNEWS NNNの特集取材(2024年7月放送)でも、同駅の強みとして「他の道の駅にはない徹底した差別化」が挙げられており、定番の生チョコレートやポテトチップチョコレートだけでなく、ロイズのソフトクリームをその場で味わえる体験価値が集客の強力なエンジンとなっています。