アルプス一万尺の小槍は実在した!槍ヶ岳の危険な岩場と歌詞の証拠を徹底追跡
Q1:「アルプス三万尺」という歌は別に存在するのですか?
A1:公式な童謡や登山歌として「アルプス三万尺」という曲は存在しません。手遊びのテンポを速める際に「一万尺→二万尺→三万尺」と数字を増やしていく遊び方や、バラエティ番組での替え歌ネタが広まったことによる記憶違いです。一万尺は約3,030メートルですが、三万尺だと約9,090メートルになりエベレストより高くなってしまいます。
Q2:歌詞に出てくる「アルペン踊り」とはどんなダンスですか?
A2:「アルペン踊り」という特定の伝統舞踊が存在するわけではありません。旧制高校の山岳部員や登山者たちが、厳しい山行の末に山頂へ到達した喜びを表現して踊った「即興の歓喜の踊り」や、山小屋でのストーム(親睦の輪舞)を指す詩的な表現とされています。実際の小槍の上は狭すぎてステップを踏む余裕はありません。
Q3:動物の「子ヤギ」の上で踊っているという歌詞は間違いですか?
A3:完全に聞き間違いです。正しくは動物の「子ヤギ(子山羊)」ではなく、槍ヶ岳の山頂付近にある鋭い岩峰「小槍(こやり)」です。アニメ『アルプスの少女ハイジ』などの影響で「アルプス=子ヤギ」という連想が働き、全国的な聞き間違いとして定着しました。