北海道の蛾大量発生に毒はある?クスサンの危険性と幼虫・成虫の真実を徹底解説
クスサンの成虫には口器(口)が退化して存在せず、羽化した後は一切の餌も水も摂取しません。幼虫時代に蓄えたエネルギーのみで活動するため、成虫の寿命は7〜10日程度しかありません。産卵を終えた成虫は次々と命を落とすため、発生のピークは9月中旬を境に急速に減衰へと向かいます。
問題となるのは、活動停止後に残される大量の死骸です。道路や玄関前に積もった死骸をそのまま放置すると、以下のような二次被害が発生します。
第一に、乾燥した死骸が通行車両や歩行者によって粉砕され、微細な粉塵となって空気中に巻き上がることです。この粉塵を吸い込むと呼吸器症状を悪化させるリスクが高まります。第二に、死骸が放つ独特の腐敗臭がカラスやネズミなどの害獣、さらにはクロバエなどの衛生害虫を大量に誘引することです。
死骸を清掃する際は、必ず不織布マスクと使い捨て手袋、保護メガネを着用してください。ホウキで掃くと鱗粉が空中に舞い上がるため、軽く霧吹きなどで散水して粉塵の飛散を抑えてからチリトリで回収するか、濡れ新聞紙を敷き詰めて絡め取るのが賢明です。集めた死骸は厚手のポリ袋に入れ、口を固く縛って自治体の指定する可燃ごみとして処分してください。
Tags: