フランス対スペイン戦術徹底解剖!ヤマル起用の真意とロドリ封じの勝負手を徹底比較

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この大一番における最大の焦点となったのが、現代フットボール界で最も完成されたピボーテと評されるロドリを巡る攻防です。スペインのビルドアップの全神経を司るロドリを自由にさせれば、針の穴を通すような長短のパスで守備網をズタズタに引き裂かれてしまいます。これに対し、デシャン監督は周到なプレッシング戦術を用意していました。

フランスのプランは、闇雲に前から奪いに行くハイプレスではなく、「誘導と窒息」でした。センターフォワードとインサイドハーフが連動し、スペインのセンターバックからロドリへの縦パスのコースを執拗に背中で消すシャドーストライクを敢行。さらに、ロドリにボールが入った瞬間には、アントワーヌ・グリーズマンらが激しいプレッシャーをかけ、前を向かせない肉弾戦を挑みました。

しかし、ロドリの凄みは、その包囲網を想定した上でのポジショニングの妙にありました。自らセンターバックの間に落ちて3バックの左を形成したり、ワンタッチでサイドへ逃がしてフランスのプレスを空転させたりと、プレッシャーのベクトルを巧みにいなす配球を継続。中盤の主導権争いは、まさに1秒の判断と数歩のポジショニングを争う息詰まるチェスのような展開となりました。

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