ホテル奥道後なぜDocomomo選定?根津耕一郎のモダン建築と壱湯の守の正体

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建築としての歴史的価値が再評価される一方、宿泊施設としての「奥道後 壱湯の守」は、運営母体である海栄RYOKANS(本社:愛知県南知多町)のもとで大胆なアップグレードを続けています。かつての団体旅行向け巨大ホテルという枠組みから脱却し、個人客やインバウンド富裕層をターゲットにした投資が顕著です。

日本経済新聞などの報道資料および公式発表に基づき、直近の主要プロジェクトを整理すると、同館の変貌ぶりが明確に浮かび上がります。

プロジェクト・施設名 稼働時期・公式発表日 特徴・料金スペック・ターゲット層
一棟貸し「別邸坪中川」開業 2025年2月9日提供開始(1月30日内覧会実施) 旧料亭一棟を丸ごと宿泊施設に改装。広々とした寝室と専用露天風呂を完備。1泊1人22万円の超高級プラン。
渓谷露天風呂付特別客室の改装 2025年10月28日発表(11月より一般予約開始) 渓谷のロケーションを最大限に活かした露天風呂付客室をリニューアル。国内外の個人客・ファミリー層を開拓。
記念日ビデオレター「紡-TSUMUGU-」 2025年1月28日発表(3社協業リリース) イヴレス株式会社・株式会社Pietyとの協業。宿泊客の記念日を映像化する体験型ソフトサービスの導入。
DOCOMOMO Japan 2026年選定 2026年6月発表 「ホテル奥道後」として日本のモダン・ムーブメント建築12件の1つに選出。建築ツーリズムの聖地に。

1泊22万円の「別邸坪中川」と露天風呂付客室が示す再生モデル

とりわけ業界の注目を集めたのが、2025年2月に誕生した一棟貸し宿泊施設「別邸坪中川(べってい・つぼなかがわ)」です。かつて敷地内で営業していた料亭建築をコンバージョン(用途変更・改装)したもので、1泊1人22万円という価格設定ながら、完全なプライベート空間と奥道後温泉の湯を独占できる仕様となっています。

さらに2025年11月からは、根津耕一郎氏が設計した本館側の強みである「渓谷美」をダイレクトに堪能できる露天風呂付特別客室のリニューアル予約も始まりました。また、イヴレス株式会社(東京都港区・山川景子社長)や株式会社Piety(東京都新宿区・加治木基洋社長)と連携したビデオレターサービス「紡-TSUMUGU-」の導入など、ハード面の改修だけでなく「滞在の記憶を資産化する」ソフト面の強化も同時に進められています。

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