集合体恐怖症はなぜゾワゾワする?芸能人の告白やSns炎上で話題の理由を徹底解剖
近年、この感覚が一般に広く認知されるようになった背景には、メディアの第一線で活躍する著名人たちの率直な体験談があります。
元乃木坂46のメンバーで小説家としても知られる高山一実さんは、過去に出演したバラエティ番組において、深刻な症状を吐露しました。ロケ先の砂浜一面に空いた「無数の小さなカニの巣穴」を目にした瞬間、足がすくんで一歩も動けなくなり、過呼吸寸前のパニックに陥ったといいます。最終的には「撮影スタッフに騎馬を組んでもらい、視界を遮りながら抱えられて移動した」という壮絶なエピソードを明かしました。この告白は、「ただのわがままではないか」と周囲から誤解されがちだった当事者たちから熱狂的な支持を集めました。
海外セレブやトップアスリートの間でも、特定の対象に対する恐怖や強迫観念を公表する動きは広がっています。名優ジョニー・デップが道化師(ピエロ)恐怖症を公言していることや、アルフレッド・ヒッチコック監督が生涯にわたり「卵(鳥類の卵)」に底知れぬ嫌悪を抱いていた逸話は有名です。また日本国内でも、元プロ野球選手の永野将司投手が広場恐怖症を抱えている事実を公表し、「公表して受け止めることで、心の中のモヤモヤを取り除きたかった」と心情を語ったように、恐怖症の種類や自律神経の特性を社会的に開示し、互いに理解を深める土壌が整いつつあります。