これで半殺しにしますの由来と語源|恐ろしい名前がついた歴史の真相を徹底追跡

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「半殺し」という言葉が存在する以上、当然その対極に位置する「皆殺し(本殺し)」という表現も存在します。この二つの違いは、米の粒構造をどこまで破壊するかという度合いの違いです。

和菓子の歴史を紐解くと、平安時代から室町時代にかけて、米を完全に搗き潰した「餅(皆殺し)」は神仏への尊い供物資材であり、日常的に口にできるものではありませんでした。一方で、農作業の合間やハレの日に、手元にあるすり鉢とすりこぎで手軽に仕立てられる「おはぎ(半殺し)」は、庶民が手に入れられる最大限のごちそうでした。米粒を完全に「殺す(=原型をなくす)」のか、それとも「半分生かしておく」のかという言葉の対比には、限られた食糧を創意工夫で美味しく仕立てていた庶民の知恵が色濃く反映されています。

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