M-Flo『Superliminal』徹底解説!櫻井翔とのCome Again新録と休止の真相
アルバム『SUPERLIMINAL』のリリースと前後して、音楽業界およびファンに大きな波紋を広げたのが、m-floが発表した「リミナル期間(活動休止)」への突入です。ネット上の一部では「事実上の解散ではないか」「不仲による休止か」といった憶測も飛び交いましたが、取材データや公式インタビューを紐解くと、ネガティブな事情とは無縁であることが分かります。
そもそもアルバムタイトルの『SUPERLIMINAL(スーパーリミナル)』や、メンバーが用いる「リミナル(Liminal)」という言葉は、ラテン語の「Limen(敷居・境界)」を語源とし、文化人類学や心理学において「ある段階から次の段階へと移行する中間の曖昧な領域(境界状態)」を意味します。
音楽ナタリーのインタビューにおいて、メンバー3人はこの期間について「充電でも休止でもない“リミナル期間”という選択」と明確に定義しています。2017年末にLISAが15年ぶりに復帰し、オリジナルメンバー3人体制を再始動させてから約8年。そしてメジャーデビューから25周年という大きな節目を完走した今、グループとしてのフォーマットを一度フラットな「境界領域」に置き、個々のクリエイティビティや人生のフェーズを再構築するための前向きな移行期間なのです。
エイベックス・ポータルのライブレポートによると、2026年2月に開催された25周年記念公演には7,000人のオーディエンスが集結し、豪華なフィーチャリングゲストと共に唯一無二のマイクリレーとステージングを披露しました。ステージ上でLISA、VERBAL、☆Taku Takahashiが見せた固い抱擁と笑顔は、彼らの関係性がこれまで以上に成熟し、次のフェーズを見据えていることを証明していました。