なぜブルーシートはすぐ破れる?強風で飛ばされない正しいロープ結びと対策を徹底検証
いくら完璧な結び方でロープを張っても、地面側の固定点(アンカー)が抜けてしまえばすべてが水泡に帰す。ペグダウンの技術は、耐風性能を決定づける最後の防壁だ。
基本原則として、ペグはロープの牽引方向に対して直角(90度)、地面に対しては60度の角度で打ち込むのが力学的に最も抜けにくい。地面と平行に打ち込んだり、ロープと同じ方向に傾けて打ち込むと、突風時に杭ごと土をえぐり取られてしまう。
被災地のグラウンドや泥濘地では、一般的な20cm前後のアルミペグは役に立たない。最低でも30cmから40cmの鍛造スチールペグを使用するか、ペグが効かないアスファルトやコンクリート面では、20リットルの水ポリタンク(約20kg)や土嚢(どのう)を2個以上重ね、そこに「もやい結び」で結束するのが鉄則である。また、あえてテンションの一部にショックコード(耐候性ゴムロープ)を介在させると、突風の初期衝撃を緩和するサスペンションとして機能し、シートの寿命を劇的に延ばすことができる。
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