ライブチケット相場が1万円超え連発!推し活を直撃する価格高騰の真相

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ファンの間では「事務所やプロモーターが暴利を貪っているのではないか」という疑念の声も散見されます。しかし、業界の内情を紐解くと、制作現場が直面しているのは極めてシビアな採算割れの危機です。テレ東BIZの報道企画「値段の方程式」でも特集されたように、エンタメ興行を成立させるための基礎原価が過去にない水準で跳ね上がっています。

第1の要因は、会場費と人件費の高騰です。首都圏を中心としたアリーナクラスの施設利用料は改修工事費の回収や維持費増を背景に相次いで引き上げられています。さらに、ステージ設営・音響・照明・警備・誘導スタッフの確保には、深刻な労働力不足と賃金上昇への対応が必須となり、1公演あたりに投じる人件費は数年前と比較して20〜30%近く上昇しています。

第2の要因は、物流費と資材費のダブルパンチです。いわゆる「2024年問題」以降、大型機材を運ぶ大型トラックやドライバーの手配料金は高騰の一途をたどっています。音響機材、LEDスクリーン、舞台特殊効果用の資材は多くが輸入に頼っており、歴史的な円安と国際的インフレがそのまま公演の原価を直撃しているのです。チケット代を据え置けば、満員御礼であっても赤字に転落しかねないという切迫した舞台裏が存在します。

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