市比賣神社はマンションと同化?珍しい境内建築の謎と歴史の真相を徹底追跡
コンパクトな境内の中心に位置するのが、洛陽の名水として知られる天之真名井(あめのまない)です。古くから皇室の皇子・皇女の誕生時に産湯として用いられた由緒正しき井戸であり、現在も清涼な御神水が湧き出ています。
この天之真名井の周囲には、無数の小さな赤い人形が整然と並べられており、独特の視覚的魅力を放っています。これが市比賣神社名物の「姫みくじ」です。赤いだるまのような愛らしい形状の土人形の中に小さなおみくじが収められており、参拝者は引いた後の人形に自分の願い事を書き込み、天之真名井の石垣の上や絵馬掛けに奉納して帰る慣わしとなっています。もちろん、厄除けのお守りとして自宅へ持ち帰ることも可能です。
絵馬に願い事を書き、御神水を口に含んで祈願すると「願い事がひとつだけ叶う」という言い伝えがあり、仕事、結婚、出産、健康など、人生の岐路に立つ多くの女性がこの小さな井戸の前に列を作っています。社務所では繊細な筆遣いで記される御朱印の授与も行われており、参拝の証として大切に保管されています。
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