松本人志の笑いこらえる番組を完全攻略!ドキュメンタル&名作バラエティ視聴法徹底ガイド
メディアにおいて松本人志は「笑いのカリスマ」として畏怖される存在ですが、プレイヤーとして番組に出演する際、ファンを最も歓喜させるのは彼が極度の「ゲラ(笑い上戸)」であるという事実です。他人の些細な言い間違いや、相方である浜田雅功の理不尽な挙動に対し、誰よりも早くツボに入ってしまう脆さを持ち合わせています。
特に『笑ってはいけない高校』や『病院』で見られた、引き出しから出てくるシュールな小道具に対するリアクションは象徴的です。松本は笑いをこらえようとするとき、まず舌を上顎に押し当て、下を向いて口角を無理やり下げようと試みます。それでも耐えきれなくなると、両手で顔を覆い隠し、全身を細かく震わせ始めます。完璧なロジックで笑いを構築する天才が、原始的な笑いの衝動に抗えず屈服していく姿そのものが、極上のエンターテインメントとして機能しているのです。
また、浜田雅功の顔を模したフィギュアや、ジミー大西が英語を暗誦するVTRを見せられた際のリアクションは、心理戦における「耐性の限界」を如実に示しています。松本は相手のボケの先にある意図を瞬時に読み解いてしまう頭の回転の速さがあるがゆえに、一般的な視聴者よりもはるかに早い段階で笑いのツボを刺激されてしまいます。高度な知性がかえって笑いへの防御力を弱めるという逆説的な現象が、彼が笑いをこらえる場面をこれほど魅力的に見せている理由です。