スカイラインGt-Rと現行Gtrは別物?名前から消えた理由と血統の真相を解明

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車名からスカイラインが外れた最大の技術的根拠は、パワーユニットとドライブトレインの配置にありました。R35チーフビークルエンジニアの水野和敏氏は、フロントエンジン・リアトランスアクスル方式という極めて贅沢なレイアウトを採用しました。トランスミッションを車両後方に配置することで、理想的な前後重量配分と強大なトラクションを手に入れたのです。

この構造を実現するため、日産GT-Rには2本のプロペラシャフトが通されています。1本はフロントのエンジンからリアのデュアルクラッチトランスミッションへ動力を送り、もう1本はリアからフロントタイヤへ駆動力を戻すためのシャフトです。このような複雑怪奇なシステムは、居住性を重視する通常のセダン用プラットフォームには到底収まりません。

また、駆動方式アテーサ(ATTESA E-TS)も飛躍的な進化を遂げました。BNR32時代に油圧制御でスタートしたこのシステムは、タイヤの接地荷重を常に演算し、ミリ秒単位で前後のトルク配分を可変させる電子制御ハイテク4WDへと昇華。これに専用ハンドメイドで組み立てられる3.8リッターV6ツインターボVR38DETTが組み合わされたことで、路面状況を問わず異次元の加速性能を発揮する「マルチパフォーマンス・スーパーカー」が完成しました。

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