ワードアートはなぜダサい?平成レトロで再燃する理由と公式バズの正体

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このブームは企業プロモーションにとどまらず、プロダクトやWebカルチャーの領域にも深く浸透しています。2022年、カプセルトイとして発売された「いにしえのインターネット風チラシ」シリーズは、“PC初心者ががんばって作った感”を完璧に具現化し、即日完売が相次ぐスマッシュヒットとなりました。

さらにネット上では、誰でも簡単にあの独特なデザインを再現できるツールが登場しています。文字を虹色にして点滅させたり、不穏な軌道でぐるぐる動かしたりできるスライド作成支援ジェネレーター「ダサスラ★メーカー」の登場は、SNSユーザーの創作意欲に火を付けました。プレゼン資料のスマート化が進み、GoogleスライドやCanvaで誰もが「そこそこ綺麗なデザイン」を量産できる時代になったからこそ、意図的に秩序を破壊する不条理な表現が、最高峰のエンターテインメントとして消費されているのです。

背景にあるのは、世代間における受け止め方の幸福なギャップです。30代〜40代以上の世代にとっては「かつて自分や家族が苦戦しながら作った、甘酸っぱくも恥ずかしい記憶(ノスタルジー)」であり、デジタルネイティブのZ世代にとっては「生まれる前のローファイで過剰なポップカルチャー(エモさ・新鮮さ)」として機能しています。

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