新梅田食道街の絶品たこ焼き&うどん名店|実食レポと行列の実態を徹底解剖
朝7時台から削り節の上品な香りで高架下の通路を満たしているのが、創業半世紀を超える立ち食いの名店潮屋(うしおや)です。忙しい関西人の胃袋を支え続けてきたこの店は、まさに大阪うどんのアイデンティティを体現する存在と言えます。
讃岐うどんのような強いコシを売りにする麺とは対照的に、大阪うどんの特徴は柔らかく滑らかな喉ごしと、昆布と複数の削り節(サバ、ウルメ、カツオ)から丁寧に引かれた黄金色の出汁にあります。潮屋の一杯をすすると、まず雑味のないふくよかな旨味が広がり、その後に穏やかな薄口醤油の風味が追いかけてきます。看板の「かけうどん」をはじめ、甘辛く煮含められた大判のお揚げが乗る「きつねうどん」、出汁を吸ってとろける天ぷらうどんがワンコイン前後という驚異的な庶民価格で提供されています。
わずか数分の滞在時間で丼を空にし、「ごちそうさん」と暖簾をくぐっていく常連客の姿には、ファストフードという言葉が定着する遥か以前から築き上げられた日本の都市型食文化の粋が凝縮されています。
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