押し付けられた仕事で定時退社できない?業務の空白地帯と不公平な職場のリアル
仕事を押し付けてくる人間は、必ずしも明確な悪意を持って嫌がらせをしているとは限りません。多くの場合、人間関係の摩擦を極力避けたいという「認知的怠慢」と「リスク回避心理」が働いています。
不機嫌をあらわにして反発してくる社員や、正論で理詰めの交渉をしてくる社員に仕事を依頼するのは、誰にとっても心理的負荷が高いものです。その結果、頼めば嫌な顔をせず、責任感から最後までやり切ってくれる「温厚で優秀な社員」にばかりタスクが集中します。依頼側は「彼ならやってくれる」「信頼しているから任せる」という口当たりの良い言葉で正当化しますが、実態は単なる押し付けに過ぎません。
また、押し付けを受け入れ続けてしまう側の心理として、「いい人をやめられない」「断ることで関係性が悪化するのが怖い」という過剰な適応欲求が挙げられます。自らのキャパシティを度外視して引き受ける行動は、押し付ける側に対して「この人はどれだけ負荷をかけても大丈夫だ」という誤った学習をさせてしまう危険性を孕んでいます。
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