近畿陸運局のペーパーカンパニー摘発なぜ急増?新規許可19社と審査厳格化の裏側を徹底追跡
近畿陸運局による一連の処分劇を、運送会社の経営者や現役ドライバーはどのように受け止めているのでしょうか。現場の生の声を取材すると、歓迎と危機感が入り混じった切実な実態が浮かび上がってきます。
「真面目に運行日報を付け、点呼を実施し、整備費用を払っている側からすれば、幽霊会社やブローカーまがいの事業者が市場を荒らしている現状は我慢ならなかった。一斉取消は遅すぎたくらいだ」(大阪府内の老舗運送会社役員)
「荷主からの値下げ要求に抗えない中小零細が、経費削減のために運行管理や安全設備を削り、最終的に実態を失って休業・幽霊化していくスパイラルがある。取消処分は当然だが、運賃の適正収受が進まなければ、今後も立ち行かなくなる会社が増え続けるのではないか」(関西圏を走る現役中型トラックドライバー)
SNSや業界関係者のコミュニティでも、「名義貸しで儲けていた怪しいブローカーが逃げ出している」「監査が入ったら一発で営業停止になる事業者まだまだ多いはず」といった証言が散見されます。適正な事業運営を行っている企業にとっては公正な競争環境の回復となる一方、コスト負担に喘ぐ零細事業者にとっては事業継続の可否を突きつける厳しい現実となっています。
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