取り越し苦労とは?不安が9割消える心理の罠と損する生き方の正体
取り越し苦労が多い人の特徴を認知心理学の視点から分析すると、脳内の思考プロセスに「認知の歪み」が生じているケースが目立ちます。その代表格がカタストロフィック思考(破滅的思考)です。
これは、わずかなネガティブな兆候を見つけただけで、「会社を解雇されるかもしれない」「病気に違いない」「人間関係が破綻する」と、最悪の結末へ一気に飛躍してしまう思考の癖を指します。人類の祖先が危険な野生環境を生き抜くためには、草むらの物音を「猛獣の接近」と過大解釈するネガティブバイアスが生存に不可欠でした。しかし現代社会においては、この生存本能が誤作動を起こし、日常の些細なストレスに対して破滅的なシナリオを自動生成してしまうのです。
さらに近年では、不安が怒りへと転じる現象も指摘されています。お笑いタレントのヒコロヒーさんがバラエティ番組等で語った「取り越し怒り」のエピソードはその好例です。相手が写真を撮って褒めてくれただけなのに、「後で裏でバカにするのではないか」と先回りして被害妄想を膨らませ、勝手に怒りをぶつけてしまったという告白は、先回りの恐怖が攻撃性にすり替わる心のメカニズムを的確に物語っています。
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