『松島海岸の手話像撤去騒動の全真相!苦情殺到から存続決定までの経緯を徹底追跡』

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手話を学んでいる人にとって「世界共通の親愛の情」であるサインも、文化圏が異なれば全く違う文脈で受け止められます。冒頭で触れたタレントの西村知美さんがイタリアで経験したトラブルは、まさにその典型例です。

手話技能検定などの資格を持ち、手話の普及活動にも熱心な西村さんは、イタリア滞在中に親しみを込めて現地の人々に「I LOVE YOU」のサインを向けました。しかし、同行していたガイドや周囲の現地人から血相を変えて制止されたといいます。その理由は、南欧や地中海沿岸地域(イタリア、ギリシャ、スペインなど)において、指を角のように突き出す仕草が「コルナ(Corna=角)」と呼ばれ、相手を激しく侮辱するサインとして機能しているためです。

コルナは元来、邪視(邪悪な視線)を払う魔除けの民間信仰に由来しますが、特定の人物に向けて突き出すと「お前の配偶者は寝取られている(浮気されている)」という意味になり、男性の尊厳を根底から踏みにじる挑発行為とみなされます。サッカーの試合で審判や対戦相手に向けてコルナを掲げた観客が警察に拘束される事例もあるほど、現地では強烈なタブーなのです。

西村さん本人は親指を立てた「I LOVE YOU」のつもりであっても、見る角度や距離によっては親指の開きが認識されず、コルナサインを向けられたと誤認されるリスクが極めて高いのが実情です。善意のジェスチャーが、一瞬で殴り合いのトラブルや警察沙汰を引き起こしかねない怖さがここにあります。

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