丸サ進行とJust the Two of Us進行の違いは?歴史と類似曲の真相を徹底比較

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2010年代後半から2020年代にかけて、このコード進行は空前のブームを巻き起こしました。その背景には、90年代からJ-POPの王道として愛されてきた「4536進行(IV, V, IIIm, VIm)」との親和性があります。

どちらも「IV(サブドミナント)」から始まり、「III」を経由して「VIm(マイナー)」に着地するという大枠のルート(根音)の動きが極めて似ています。「4536進行」の2小節目にある「V」を抜いて、代わりに「III」をメジャーセブンス化(III7)して前倒しするだけで、一気にジャジーで都会的な「丸サ進行」へと変貌するのです。

『丸の内サディスティック』以降、この進行を取り入れて大ヒットした代表的なJ-POP楽曲を挙げると、その影響力の凄まじさが分かります。

  • 平井堅『瞳をとじて』(2004年):サビの頭でJust The Two of Us型の進行を採用し、王道バラードの泣きメロとして昇華。
  • 日向坂46『アザトカワイイ』(2020年):アイドルポップスのキラキラしたアレンジの中に丸サ進行を組み込み、音楽ファンの間で話題に。
  • YOASOBI『夜に駆ける』(2019年):イントロやサビでピアノアレンジと共に高速の丸サ進行(派生形)を駆け抜け、ボカロ文化とJ-POPの融合を決定づけた。
  • Awesome City Club『勿忘』(2021年):原典のソウル・R&B的な質感とJ-POPのメロディセンスを現代的に再構築。

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